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「コロナは存在しない」偽情報が奪う命 政治家の「情報操作」疑惑も

新型コロナの死者をひつぎに入れて運ぶ人々=ロシア西部サンクトペテルブルク近郊で2020年12月15日、AP
新型コロナの死者をひつぎに入れて運ぶ人々=ロシア西部サンクトペテルブルク近郊で2020年12月15日、AP

 新型コロナウイルスの感染拡大は社会不安を引き起こし、インターネット上では新型コロナを巡る真偽不明の情報が拡散した。一部の政治家はこの混乱を利用し、「情報操作」をすることで、自らへの支持を維持しようとしている。

 「君は素晴らしい専門家だし、これからも一緒に働きたいんだ。でも、インタビューを受けるのをやめないなら、君を解雇しないといけない」

 ロシア連邦統計庁で顧問を務めていた人口統計学者のアレクセイ・ラクシャ氏(42)は2020年夏、同僚からそう警告を受けた後、実際に顧問の職を解任された。

 理由はラクシャ氏が国内外のメディアに対し、露政府の発表する新型コロナの死者数について「過少報告の恐れがある」と指摘したことだ。

 米ジョンズ・ホプキンズ大によると、ロシアの感染者数は340万人超で世界4位だが、死者数(速報値)は6万人超で世界8位にとどまる。露政府はこれまで「新型コロナによる死亡率は、世界で100位」(ポポワ消費者権利保護・福祉監督庁長官)などと強調。プーチン大統領も「状況は簡単ではないが、コントロールされている」と繰り返してきた。

 だが、昨春の流行時から露政府の発表する新型コロナ死者数について「不自然だ」と指摘する声が上がっていた。最大の理由は、前年同期の総死者数に対し、20年の総死者数が急激に伸びていることだ。ロシアでは近年…

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