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第103回全国高校野球選手権

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「21世紀枠」候補校紹介

センバツ21世紀枠候補・石橋 野球も勉強も生活も「ビシバシ高校」さらなる高みへ

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公園の階段を駆け上がる石橋の選手たち=宇都宮市で2020年12月29日、森野俊撮影
公園の階段を駆け上がる石橋の選手たち=宇都宮市で2020年12月29日、森野俊撮影

 3月19日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する第93回選抜高校野球大会の出場校が1月29日の選考委員会で決定する。21世紀枠候補校に選出された石橋(関東・東京、栃木)は、文武不岐を貫く「模範高校生」を目指し、日々練習を重ねている。

 2020年最後の練習日となった昨年12月29日、選手たちは学校から約20キロ離れた公園に集まった。

 目の前には、84段の階段に先が見えない急坂、1周約2キロの舗装路――。終了時間を告げずに始まったインターバル走では、倒れ込む選手も少なくない。「そんなものなのか」。互いを鼓舞する声が飛び交う中、訪れた暗闇とともに体力強化の練習を終えた。

 この後、つかの間の冬休みが待っている。「もう無理」とあおむけになる選手たちに、福田博之監督(55)は「しっかり勉強ができるいい機会だ」と声を掛けた。厳しい練習の裏にあるのは、福田監督の「社会に出て、全員がリーダーになってほしい」との思いだ。

 1924年創立の県立高で、生徒の約半数が国公立大に進学する。土曜には課外授業があり、平日の練習時間は午後5時から約2時間のみだ。サッカー部など他部とグラウンドを共有するため、野球部が使えるのは左翼90メートル、右翼60メートル程度。フリー打撃ができないため、平日はほとんどを守備練習に充て、選手たちは始業前に30~40分ほど打撃練習を行い打撃勘を補う。練習を終えて帰宅すれば、授業の予習復習と山積みの勉強が待っている。その多忙さから、別名「ビシバシ高校」と呼ばれる。

 休日には少年野球教室を開くなど、地域との関わりも大事にする。「特別なことはしていない。ただ、高校生としてやるべきことを120%やっている」と福田監督。主将の小林到(2年)は「いろいろやることがあって大変」と笑うが、「チームとしてピンチに強く、一球への集中力が高いのはこの厳しさのおかげかも」と話す。

 チームは昨年の秋季栃木大会準決勝で作新学院との接戦を制し、準優勝校として関東大会に出場した。21世紀枠の候補校選出は4年ぶり。エース右腕・篠崎晃成(2年)は「甲子園にふさわしいと誰からも思ってもらえるように、野球も勉強も生活面も、もっと高めていきたい」とさらなる高みを目指している。【森野俊】

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