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科学取材の経験が豊富な青野由利専門編集委員のコラム。

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「仮定のこと」こそ=青野由利

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 今年の3月11日で東日本大震災から10年になる。この日は世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を宣言してから1年。

 もちろん偶然だが、コロナの流行が始まったころからパンデミックと原発事故には共通の課題があると感じていた。

 たとえば、科学と政治、安全と経済とのせめぎ合い。現在進行形のリスクのわからなさと、情報伝達の困難さ。放射能やウイルスに対する人々の受け止め方の違いと、それに基づく対立――。

 そして、改めて感じるのは、「もし、こういうことが起きたら」をあらかじめ想定しておくことの重要性だ。

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