地球の人工物1兆トン超、自然由来を上回る コンクリート、プラ…100年で急増
毎日新聞
2021/1/16 14:15(最終更新 1/16 14:15)
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人間がこれまでに作り出したコンクリートやプラスチックなどの総量は1兆トンを上回り、森林や植物など自然由来のものよりも多くなる見込みだ――。イスラエルのワイツマン科学研究所のチームがこんな試算をまとめた。こうした人工物の量は人間の消費活動や開発に起因して、過去100年間で急激に伸びている。人間が地球に与える影響がいかに大きいかを示す結果。
現在のペースは、人間一人一人にとって自分の体重以上の人工物が毎週、生産されている計算になる。2040年までに3兆トンを超える見通し。チームは「人間は地表の資源を自分たちに役立つ形に変えてきた。そうした活動による影響は(地球の歴史の中で)とても急激だ」と指摘する。
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