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コロナで震災遺族が神戸行き断念 25年皆勤の母、亡き息子の友が代役

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長男基弘さんの墓前に手を合わせる競恵美子さん=名古屋市天白区で2021年1月16日午前10時49分、兵藤公治撮影
長男基弘さんの墓前に手を合わせる競恵美子さん=名古屋市天白区で2021年1月16日午前10時49分、兵藤公治撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大で、阪神大震災(1995年1月)の翌年から一度も欠かさなかった1月16、17日の神戸行きを諦めた遺族がいる。神戸大院生だった長男の競(きそい)基弘さん(当時23歳)を亡くした母恵美子さん(73)=名古屋市緑区。アルバイト先だった店、全壊で命を落としたアパートの跡地、大学を巡り、同様に亡くなった学生・院生の遺族や息子の友人と共に追悼することが「1年の始まり」だった。神戸の「空気」を感じられないのは寂しい。それでも「心を共有する人たちの温かさに励まされる」と、息子がのこしてくれたきずなに感謝している。

 「神戸のことを思いながら過ごしますね。見守っていてね」。恵美子さんは16日午前、名古屋市にある墓にユリや缶コーヒーを供えた。基弘さんと、2012年に71歳で亡くなった夫和巳さんに手を合わせた。

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