石積みのオブジェ「生」を119の明かりでライトアップ 犠牲者悼み再生願う 宝塚

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「生」のモニュメントの前で、阪神大震災の犠牲者に、追悼の祈りをささげる子供たち=兵庫県宝塚市内で2021年1月16日午後5時47分、土居和弘撮影
「生」のモニュメントの前で、阪神大震災の犠牲者に、追悼の祈りをささげる子供たち=兵庫県宝塚市内で2021年1月16日午後5時47分、土居和弘撮影

 阪神大震災(1995年)の被災地の再生と記憶の継承を願って、兵庫県宝塚市の中心市街地を流れる武庫川の中州で「生(せい)」の字の石積みオブジェが16日夕、ライトアップされた。震災の発生時刻の12時間前の午後5時46分に、集まった市民ら約150人が犠牲者を悼んで祈りをささげた。

 「生」のオブジェは、縦20メートル、横10メートル。震災から10年の2005年に現代美術家、大野良平さん(61)=宝塚市=が初代を制作。10年からは、川が豪雨などで増水して石が流される度に市民らとともに積み直し、「再生」させてきた。

 20年夏にも流失。「コロナ禍の中でも自粛してはいけない」(大野さん)と、12月に過去最多の約180人が参加して11代目を制作した。オブジェはこの日午後5時ごろから、震災で犠牲になった宝塚市民の数と同じ119本の懐中電灯の明かりで暗闇に浮かび上がった。

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