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<くらしナビ ライフスタイル>
闘病経験を生かして同じ立場の患者や家族を支える「ピアサポーター」が各地で活躍している。国民の2人に1人ががんになると言われる時代。病と付き合いながら生きる人は少なくない。当事者だからこそ共感できる悩みもある。仲間として寄り添い、不安な気持ちに耳を傾ける人たちの取り組みを追った。
「患者仲間に話を聞いてもらったことが病気に立ち向かう力になった。この経験を皆さんと共有したい」。千葉県地域統括相談支援センターが運営する「ピア・サポーターズサロンちば」で活動する宮地愛さん(73)は2007年に乳がんと診断された。手術後に再発し、患者会に入った。病気について考えるたびに悲観的になったものの、交流が気持ちを整理する一つのきっかけになったという。人とのつながりが癒やしになると気づき、…
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