コロナ緊急事態・飲食店名公表策 市民扇動、制裁を奨励するのか
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最初の頃は、ライブハウスやらスポーツクラブやらパチンコ店が責められていた。その都度、悪者を作って「たたかせる」のが好きな権力者たちは今、新型コロナウイルス禍で飲食店を標的にしている。そこに納品する精肉業、鮮魚店、八百屋、おしぼり業者、製氷店、米穀店、生花店等にまで深刻な影響が出ている。
「店名公表も辞さない」と言う。これはつまり「店名をさらすから、みんなで嫌がらせしてあげてください」と、市民を扇動するということなのか。罰則ではないが制裁は奨励するという暗い社会を作り上げたいのだろう。営業を続けたパチンコ店を公表して、逆に集客に寄与したどこかの府知事もいたが。
新宿の老舗焼き鳥店の店主は、報道番組のインタビューで「店名の公表、私個人としては結構」「罰金と言われたら国と闘うつもり。裁判でも何でも」「なぜ罰金を払わなければいけないのか。原因を作ったのは誰か。2月、3月、習近平が来る、オリンピックだと、対策を先延ばしにして、こんなに感染させたのは誰の責任なのか。誰が今、苦しんでいるのか。一言のおわびもない」「そんな人たちの言うことを私はもう今、聞けません」と…
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