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新型コロナ感染しても入院できない…妊婦、シングルマザー「ギリギリの生活分かって」

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(写真はイメージ)=ゲッティ
(写真はイメージ)=ゲッティ

 新型コロナウイルスの急速な感染拡大で各地の病床が足りなくなり、入院できずに「自宅待機」を強いられている人が増えている。取材に応じた妊婦や重症化リスクの高い持病があるシングルマザーは感染後、高熱などの症状が出たものの病院に入れなかった。2人は「症状や境遇に見合った支援をしてほしい」と訴える。

 妊娠約30週の第1子を身ごもっている京都府の女性(24)の感染が判明したのは、夫婦で新年を迎えたばかりの1月初旬のことだった。職場の忘年会に出席した夫が新型コロナに感染し、濃厚接触者として女性も検査したところ、陽性だったことが分かった。

 当初は微熱や鼻づまりなどの症状だけだったが、時間とともに関節痛や味覚異常も覚えるようになった。すぐに入院することになったが、産婦人科のある病院は病床が埋まっているため、ベッドが空くまでの間は自宅待機をするよう保健所から指示された。一方、夫はすぐに入院できたという。

 自宅に夫もいなくなり、女性は一人で食事を用意し、できる限り外出も控えた生活を続けた。

 新型コロナの感染で、胎児に影響が出たり、流産などのリスクが高まったりする危険は少ないとされる。しかし、女性の心配は尽きない。海外では、死産をした感染者のニュースも出ていた。

 「免疫力が下がる妊娠中は風邪でさえ怖い。コロナでいつ急変してもおかしくないと思っています」

 緊急事態宣言が出ているにもかかわらず、「自粛」が広がらないことに複雑な思いを抱く。感染リスクの高まる会食などを多くの人が繰り返せば、母親や生まれてくる子供も危険にさらされる可能性がある。女性は「コロナ禍ではだれもが自覚を持って行動してほしい」と強調する。

 この女性は5日間にわたって自宅待機を続けた後、11日に病院へ入院した。

 仕事や子育てに手いっぱいの母親が自宅待機となった場合、重症化の不安と闘いながら日々の生活を送ることを余儀なくされる。

 東京都内で小学生の子供3人を育てている30代のシングルマザーは…

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