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毎日芸術賞の人々

すべての芸術分野を対象に、優れた成果に贈られる「毎日芸術賞」。受賞者の横顔を紹介する。

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毎日芸術賞の人々

/4 鵜山仁さん

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演出家の鵜山仁さん=東京都新宿区で2020年12月22日、宮武祐希撮影
演出家の鵜山仁さん=東京都新宿区で2020年12月22日、宮武祐希撮影

 ◆演劇・邦舞・演芸部門 舞台「リチャード二世」(東京・新国立劇場)の演出とシェークスピア歴史劇シリーズ完結 鵜山仁さん

仲間たちと12年の挑戦

 昨秋上演された舞台「リチャード二世」で2009年から続いたシェークスピア歴史劇シリーズが完結し、受賞となった。「演出は、一人では何もできない仕事の典型みたいなもの。台本も書けず、演技もできない。それがいろんな人のエネルギーの上に乗っかり、12年かかってやれたことが評価されたのならありがたいです」と控えめに喜ぶ。

 新国立劇場の芸術監督として「人はなぜ戦うのか」をテーマに、「ヘンリー六世」3部作を一挙に上演する企画を立てたのが始まり。だが日本ではなじみの薄い話なうえ、9時間を超える大作に、「興行的に成り立つのか」と戸惑う声も上がった。「僕にも目算はなかったけど、新国立劇場はリスクを冒しながら新しいものを探していくことができる場所だし、やらなきゃいけないと思いました」

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