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イラスト駆使「わざ」再現
昨年10月にリニューアルオープンした琵琶湖博物館のB展示室に、「漁具コレクション」というコーナーがお目見えしました。国の登録有形民俗文化財でもある当館の資料から、魚、貝、藻などをとる道具21種類をえりすぐり、百貨店の売り場のようなステージで展示しています。
さまざまな姿かたちをしたこれらの漁労用具は、一見しただけではなかなか使い方が分かりません。そこでこの展示では、文章ではなくイラストで、道具が使われた現場の様子を再現することを試みました。
いまでも道具を使っている地区があれば実物を見に行き、可能ならば同船して記録をとり、見ることのできないものは地元の方の記憶を頼りにスケッチを描き、あるいは道具を持参して実演を頼み……と、あらゆる手段を駆使しました。
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