連載

検証

ニュースの背景を解説、深掘りリポート。

連載一覧

検証

中国GDP2.3%増 プラスでも個人消費弱く

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

 中国国家統計局が18日発表した2020年の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質で前年比2・3%増だった。新型コロナウイルスの影響で、6・0%増だった19年からは伸び率が大きく縮小したが、感染の抑え込みにほぼ成功した春以降は経済活動が復調した。社会や経済が大混乱した文化大革命の最終年だった1976年(前年比1・6%減)以来44年ぶりの低水準ながらプラス成長を確保し、感染拡大に歯止めがかからない日米欧を尻目に「独り勝ち」ぶりを見せつけた形だ。ただ、投資や輸出がけん引した成長は、政府の景気刺激策に支えられた面も強く、個人消費の回復は遅れている。

 北京市北東部にある高速鉄道の新駅「北京朝陽駅」。1月上旬に周辺を訪れると、20日の開業に向けて作業員らが慌ただしく道路舗装などを行っていた。新線の開通で、北京と中国東北部・遼寧省瀋陽市の所要時間は従来の約4時間から2時間半程度に短縮。同駅には、在来線や北京中心部をつなぐ地下鉄なども乗り入れる予定で、付近のマンション住民は「これまで周辺にはバス停ぐらいしかなかった。マンションの価値も上がるだろう」…

この記事は有料記事です。

残り2292文字(全文2772文字)

あわせて読みたい

注目の特集