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ニッポンへの発言

アイドル評論家・中森明夫さんが、エンタメ業界のさまざまな話題を軸に世相を切り取ります。

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キーワード なんてったってアイドル文学=中森明夫

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加藤シゲアキ『閃光スクランブル』(右)と高山一実『トラペジウム』
加藤シゲアキ『閃光スクランブル』(右)と高山一実『トラペジウム』

 ジャニーズ事務所の加藤シゲアキが『オルタネート』で直木賞候補となった。受賞すれば、アイドルで初の快挙だ。実は先ごろ、私はアイドル小説を上梓(じょうし)した。『キャッシー』と題する。キャリー+さっしー=キャッシー。<もし、指原莉乃が超能力者だったら?>が執筆動機の一つだ。アイドル小説について考えたい。

 加藤シゲアキの小説『閃光(せんこう)スクランブル』には、女子アイドルグループのメンバーが登場する。一読、その人物造形と描写に舌を巻いた。この人は書ける。アイドルの余技ではない。小説家として認められるのは時間の問題だ、と思った。

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