就活高校生、内定者7割県内企業 地元志向高まる 地域について考える機会増 /岩手
毎日新聞
2021/1/20 地方版
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就職活動に取り組む高校生の地元志向が高まっている。岩手労働局によると、2020年11月末現在で、就職が内定している高卒予定者2196人のうち、70%が県内の企業に内定しており、過去10年で県内企業の割合が最も高い。なぜ県内企業を選ぶ高校生が多いのか。関係者に聞いた。【安藤いく子】
コロナ禍影響
同労働局の担当者は県内志向の高まりの理由を「今年度は新型コロナウイルスの影響」と分析する。県外の就職先は東京など関東地方が多く、コロナの感染が拡大している地域のため、心配した保護者の意向で県内に切り替えた生徒がいたという。生徒の約7割が就職する県立花巻農業高でも例年、平均で13~14人が県外就職を希望するが、今年度は9人だった。進路指導を担当する小池美香子教諭は「コロナの前まで県外を希望しながら県内に変更した生徒が、2~3人いた」と明かす。
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