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事故車の自動通報システム 迅速な現場到着、命救う

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ドクターヘリの前に立つ本村友一さん=千葉県印西市の日本医大千葉北総病院で、本人提供
ドクターヘリの前に立つ本村友一さん=千葉県印西市の日本医大千葉北総病院で、本人提供

 交通事故を起こした車から自動的に通報する救急自動通報システム「Dコールネット」は、試験運用の開始から5年。具体的な出動事例で、救命につながる現場到着時間の短縮効果が裏付けられてきた。関係者は、搭載車の拡大を図る一方、システムの精度向上などでより効率的なシステムの普及を目指している。

試験運用5年で実績示す/装置の普及はまだわずか/ヘリ出動の基準も課題に

 Dコールネットは認定NPO法人「救急ヘリ病院ネットワーク(ヘムネット)」と自動車各社、緊急通報サービスを提供する事業者が共同で運用する。2020年11月末現在、全国約730カ所の消防本部と、43道府県で52機のヘリを有する61の基地病院がつながっている。

 同年12月のある日、関東地方で男性が運転する乗用車が自損事故を起こした。システムが通報時点で割り出した運転者の死亡・重症確率は84%だった。

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