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野村萬斎 小空間で想像力大きく 「子午線の祀り」で演出と平知盛役

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野村萬斎さん=内藤絵美撮影
野村萬斎さん=内藤絵美撮影

 「平家物語」に材をとり、平家と源氏の戦いを、天の視点から描いた木下順二の傑作「子午線の祀(まつ)り」が2月21~27日に横浜・KAAT神奈川芸術劇場で上演される(1月23日から前売り)。野村萬斎が演出と平知盛役をつとめる。

 能・狂言、歌舞伎、現代演劇など多ジャンルの演者が結集しての初演は1979年。萬斎は配役一新の99年公演から知盛役で参加。前回(2017年)は初めて演出も担当し、毎日芸術賞・千田是也賞を受賞するなど高い評価を集めた。

 狂言師としてはもちろん、現代劇や映像などで幅広く活躍している。父、野村万作が初演から第5次(92年)まで源義経を演じていたため、中学時代から作品に触れ、強い影響を受けた。「出合わなかったら、宇宙的に物事を俯瞰(ふかん)する視線を持つこともなかったかもしれません」

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