コウノトリ育む農法 生物多様性、効果を実証 県立大大学院研究グループ /兵庫

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兵庫県立大大学院の研究グループが採取したアシナガグモ類=兵庫県豊岡市五荘地区で2014年7月撮影(内藤和明准教授提供)
兵庫県立大大学院の研究グループが採取したアシナガグモ類=兵庫県豊岡市五荘地区で2014年7月撮影(内藤和明准教授提供)

 環境保全型稲作で知られる「コウノトリ育む農法」の水田で育った小動物や植物は、通常の水田より種類が豊富で密度が高いことが分かった。県立大大学院地域資源マネジメント研究科(豊岡市)の内藤和明准教授らのグループが2年間にわたり、両水田で小動物9種類と植物を比較した。複数の動植物を対象にして総合的に同農法の生物多様性効果を実証した研究は初めて。研究論文は日本生態学会誌(2020年11月発行)に掲載された。【村瀬達男】

 コウノトリ育む農法は、無農薬または減農薬による稲作。コウノトリの餌になる小動物を田んぼで増やすため、稲刈り前の中干しを遅らせてオタマジャクシがカエルになるのを待ったり、冬季湛水(たんすい)で生物を育んだりする。

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