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中国取材の経験が豊富な坂東賢治専門編集委員のコラム。

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湾岸戦争30年の禍福=坂東賢治

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 30年前の1991年は中国にとって衝撃的な出来事が続き、分水嶺(ぶんすいれい)となった年だった。一つは1月17日に開戦した湾岸戦争。もう一つは年末のソ連の崩壊だ。

 バグダッド空爆で始まった湾岸戦争では、米軍主導の多国籍軍が巡航ミサイルなどハイテク兵器を使った精密攻撃でレーダー網を破壊した。制空権を握られたイラク軍はなすすべなく敗退した。

 イラクは中国製の戦車や航空機も導入していたが、情報技術を駆使したハイテク戦に歯が立たなかった。朝鮮戦争やベトナム戦争の延長線上に米軍苦戦を予想していた中国軍は大きな衝撃を受けた。

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