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2021年の科学/下 日本科学未来館館長・毛利衛/農研機構理事長・久間和生

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日本科学未来館の毛利衛館長(左)と農研機構の久間和生理事長=東京都江東区の同館で、玉城達郎撮影
日本科学未来館の毛利衛館長(左)と農研機構の久間和生理事長=東京都江東区の同館で、玉城達郎撮影

 2021年の科学技術を展望する、毛利衛・日本科学未来館館長と久間和生(きゅうまかずお)・農研機構(農業・食品産業技術総合研究機構)理事長の対談。後半では、日本の若手研究者への期待や、科学と社会との関係に話が及んだ。

若手は海外で異文化経験を 日本科学未来館館長・毛利衛/大切なリベラルアーツ 農研機構理事長・久間和生

 ――近年、日本の研究力低下が深刻化しています。

 毛利 研究を究める潜在力はありますが、ずっと同じ環境にいると、そこが世界の常識だと思い、研究者としては新発見を見逃しがちになります。例えば地球を知る研究なら、あえて地球外の環境、月や火星、小惑星と比較することによって、初めて地球の特殊性が見えてきます。自分の能力に挑戦しようとする若い人には、日本以外での経験もして複眼的な視野を持ち、研究者になってほしいですね。

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