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検証・安倍政権

7年8カ月余りにわたった第2次安倍晋三政権が幕を閉じました。数々の疑惑、課題が残されたままです。

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「政治とカネ」さらに連鎖 逆風下補選にらみ自民ピリピリ 河井案里議員有罪判決

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 2019年参院選を巡る大規模買収事件で、元自民党の参院議員、河井案里被告=広島選挙区=が21日、東京地裁から有罪判決を受け、政権内で逆風が強まることへの懸念が広がった。自民党ではこの事件のほかにも「政治とカネ」を巡る問題が次々に表面化し、新型コロナウイルス対応に追われる政権は「負の連鎖」に苦悩している。

 菅義偉首相は21日、記者団に「政治家は一人一人、国民から疑念を抱かれないように襟を正して活動していくことが大事だ」と述べるにとどめた。案里被告サイドには自民党本部から1億5000万円の選挙資金が渡っていたが、首相は「党で所定の手続きを経た上でルールに基づいて交付されている」と強調。自民党の二階俊博幹事長は「引き続き緊張感をもって国民の信頼回復に努める」とのコメントを発表した。

 自民党ではほかにも吉川貴盛元農相が収賄罪で在宅起訴され、安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭の費用補塡(ほてん)問題も表面化した。案里被告の有罪判決はさらに追い打ちをかけた形だ。

 案里被告を巡っては、案里被告の公設秘書の有罪確定を受け「連座制」適用を求める行政訴訟も起こされている。案里被告は今のところ、進退は明らかにしていないが、公明党の石井啓一幹事長は21日、「有罪判決を一つのけじめとして議員辞職すべきではないか」と述べた。

 案里被告が仮に3月15日までに失職するか辞職すれば、公選法の規定に基づき4月25日に参院広島選挙区…

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