黒田氏「強い下押し圧力続く」 3月にも政策点検 ETF購入修正も 日銀決定会合

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金融政策決定会合を終えて、記者会見に臨む日銀の黒田東彦総裁=東京都中央区で2021年1月21日午後3時50分、手塚耕一郎撮影
金融政策決定会合を終えて、記者会見に臨む日銀の黒田東彦総裁=東京都中央区で2021年1月21日午後3時50分、手塚耕一郎撮影

 日銀は21日の金融政策決定会合で、長短期の金利操作や上場投資信託(ETF)などの購入による大規模な金融緩和策の維持を決めた。同時に公表した日本経済の中長期見通しを示す「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では、2020年度の実質国内総生産(GDP)の成長率見通しを小幅に下方修正した。新型コロナウイルスの感染再拡大で金融緩和の長期化が見込まれる中、市場の関心は日銀が3月をめどに公表する金融政策の「点検」の結果に集まっている。

 「感染再拡大の影響から、対面型サービス消費を中心に(経済への)下押し圧力が強い状態が続くとみられる」。黒田東彦総裁は会合後の記者会見で、景気の現状に厳しい認識を示した。日銀は展望リポートで、20年度の実質GDP成長率を前年度比マイナス5・6%と見込み、前回10月時点(マイナス5・5%)から引き下げた。政府の緊急事態宣言の再発令を受け、外食や宿泊などサービス業が落ち込むと見込んだ。ただ、政府の経済対策の効果が見込めるなどとして、21年度の成長率見通しは3・6%から3・9%に引き上げた。物価上昇率については現状の水準をほぼ維持した。

 日銀は、コロナ禍が長期化する中で金融政策の効果や持続性を高めるため、3月会合をめどに政策の点検を行う方針。黒田総裁はこの日の会見で、点検について「副作用に配慮しながら効果的な対応を持続的に行うため」と狙いを説明した。

 市場では、…

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