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核兵器禁止条約

核兵器開発などを初めて全面的に禁じる核兵器禁止条約が1月22日に発効しました。核軍縮の前進につながるか注目されています。

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核兵器禁止条約発効~私の思い

「『核の傘の下』って何でしょう」 平和活動に取り組む東ちづるさんが問いかけるもの

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核兵器禁止条約についてインタビューに答える俳優の東ちづるさん=東京都目黒区で2021年1月18日、長谷川直亮撮影
核兵器禁止条約についてインタビューに答える俳優の東ちづるさん=東京都目黒区で2021年1月18日、長谷川直亮撮影

 俳優の東ちづるさん(60)はライフワークとして平和活動やボランティアに長年取り組んでいる。その活動のベースには生まれ育った広島県での平和教育があるという。核兵器廃絶を訴える署名を届けるため国連にも足を運んだ東さんは、核兵器と私たちの関係をどのように見つめているのか。その思いを聞いた。【聞き手・椋田佳代】

 「核の傘」の下で核兵器は必要悪だと思っている人がたくさんいますが、22日に発効する核兵器禁止条約で絶対悪と定められました。「ダメなものはダメ」というシンプルな話です。この効力は大きいと思います。

 広島県出身で、子どもの頃から当たり前のように平和教育を受けて育ちました。被爆者の語りを聞いたり、映像を見たり。戦争の悲惨さや非人道性を肌感覚で学びました。つらい学習でしたが、大人になって「受けておいて良かった」と思いました。東京では広島と長崎に原爆が投下された「8月6日」も「8月9日」も普段と変わらないことに違和感があります。「歴史は繰り返される」という言葉がありますが、過去の歴史に目をつぶり学ばないから繰り返す。それに気付いて学習すれば、愚かな歴史は繰り返さないと考え、自然な流れで平和活動をするようになりました。

命がけで体験を伝える被爆者たち

 民放のテレビ番組の収録で「ドイツ国際平和村」に滞在したことがきっかけで、支援を続けています。戦争で傷ついた子どもたちをドイツで治療し母国に帰す活動をするNGOで、…

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