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演歌歌手・藤あや子さん、2匹が広げた「奇跡」の世界 コロナ禍でも保護猫と過ごすのびやかな毎日

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リモート取材に応じる藤あや子さん=東京都千代田区で、大見謝星斗(世界文化社)撮影
リモート取材に応じる藤あや子さん=東京都千代田区で、大見謝星斗(世界文化社)撮影

 「思ってもみなかったです」と、演歌歌手の藤あや子さんは語る。藤さんが飼い始めた2匹の保護猫がネット交流サービス(SNS)で大人気となり、写真集まで出したと聞いた。取材を申し込むと、2匹が「奇跡」のように世界を広げてくれるという、ちょっと心にしみる話をしてくれた。

 おっとりしたオスの黒猫「マル」と、美形で賢いメスの「オレオ」。2匹合わせて「マルオレちゃん」と呼ばれている。「悪いものは全部、この子たちに浄化してもらっている感じで」。新型コロナウイルスの感染予防からリモート取材で応じてくれた藤さんは、パソコンの画面からもにじむような、はつらつとした表情をしている。

 2匹を飼ったきっかけは、一昨年5月、保護猫の面倒をみていた義理の母がおなかの大きいノラ猫を保護したことだった。藤さんは元々動物好きで、子供の頃にはたびたび捨て猫を拾い、常に6~7匹の猫に囲まれていたという。義母から子猫4匹が生まれたと聞き、写真を送ってもらうと、瞬時にマルのまん丸な目に心を奪われた。「飼いたい」という思いが膨らみ、義母から「どうせなら2匹の方が楽よ」と勧められ、生後1カ月の2匹を引き取ることになった。

 直後から藤さんの生活は一変した。「疲れ切って帰宅しても、マルオレに触れると一瞬で全身がトロットロに溶けちゃうんですよ。早く会いたくて、ステージ衣装のまま家に飛んで帰るようになりました」

 以前は自分で写真を撮ることなどあまりなかったが、2匹がかわいくて思わずカメラを向けてしまう。写真をSNSに上げると、思いがけず、それまで接点がなかった若者たちが注目した。「私が演歌歌手だとは知らない10代の子たちまで…

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