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陸上 男子110メートル障害・金井大旺 五輪へ、歯科医の道を一時封印 悔しさ胸に進路変更…トップ選手に

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男子110メートル障害で優勝した金井大旺=新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで2020年10月3日、久保玲撮影
男子110メートル障害で優勝した金井大旺=新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで2020年10月3日、久保玲撮影

 2020年陸上日本選手権の男子110メートル障害覇者、金井大旺(たいおう)(ミズノ)は25歳ながら、今年の東京オリンピックを最後に競技生活を終えると決めている。歯科医を目指すためだ。異色のハードラーは、なぜ医師への道を一時封印したのか。出発点は、あるレースで味わった悔しさだった。

 「高校時代は基本的に一人で練習していた」。日本ハードル界の実力者は、意外な過去を口にする。通っていたのは地元・北海道で屈指の進学校、函館ラサール。指導者もおらず、自分でハードルを置き、親に頼んで買ってもらったビデオカメラをセットし、黙々とトレーニングを続けた。授業は週6日で「テストも他校より明らかに多かった」。文武両道だが、練習時間は決して多くなかった。

 実家は函館市内の歯科医院。自身も「人に直接感謝される職業だから」と歯科医を志し、陸上は高校でやめるはずだった。だが、高校3年時の13年全国高校総体(大分)が転機になった。前年の7位からの飛躍を期したものの、1、2位に入った2年生の後じんを拝して5位にとどまった。悔しさがいつまでも消えず、虚無感に襲われ「かなり精神的にきつかった」。だが同時に「いい指導を受けていない中での結果。しっかりやれば勝てる…

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