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海上花火、パレード、太鼓の打ちばやし。港町の夏を彩るはずだった宮城県の「気仙沼みなとまつり」は昨年、東日本大震災があった2011年以来の中止となったが、太鼓演奏の様子をインターネットでライブ配信した。毎年まつりの時期に合わせ、帰省者や元震災ボランティアらが集まる。新型コロナウイルスの感染拡大で帰って来られなかった人にも「おかえりなさい」と言いたい。そんな思いを2時間の番組に込めた。
「前例がない試みだったが、コロナだから何もできないと諦めたくなかった」。動画スタジオを持つ移住者らと協力し、番組を制作した気仙沼みなとまつり実行委員会事務局の神山昌宏さん(47)は振り返る。震災後の再開発でできた内湾地区の商業施設にあるスタジオと現地を中継で結び、過去の映像を交えながら進行した。
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