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華やかに初当選を果たした2019年参院選から1年半。東京地裁は21日、公職選挙法違反に問われた参院議員の河井案里被告(47)が選挙買収をしていたとして有罪判決を言い渡した。「政治は神聖なもの。買収は下品」と全面無罪を主張してきた案里議員だが、判決は、国政選挙で候補者本人が地方議員に現金を配り歩いた「金権選挙」の一端を認定した。
午後3時、東京地裁で最も広い104号法廷。黒いパンツスーツに議員バッジを付けた案里議員は、証言台の前に立った。裁判長が懲役1年4月、執行猶予5年の主文を告げても、身動きせずに前を向いていた。
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