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核兵器の開発や保有、使用などを全面的に禁止する核兵器禁止条約が22日、批准した50カ国・地域で発効した。核兵器を違法だとする国際条約の誕生は史上初めて。米露など核保有国や日本は拒否しており、法的義務も負わない。条約の推進国などは、核兵器が「非人道的で絶対悪だ」とする国際規範を確立させることで、停滞する核軍縮を前進させることを目指す。今後、批准国・地域がどこまで増えるかが焦点だ。
生物兵器、化学兵器と合わせ、3大大量破壊兵器を禁止する条約ができたことになる。国連のグテレス事務総長は22日、「『核兵器のない世界』という目標に向けた重要な一歩だ」と歓迎する声明を発表。「核兵器の危険性は高まっている。核廃絶を確かなものにし、人類と環境への壊滅的な結末を防ぐために国際社会は早急な行動を必要としている」と述べ、全ての加盟国に協力を呼びかけた。
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