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経済記者「一線リポート」

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首相「35年、新車全て電動に」 ガソリン禁止、120%本気

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菅義偉首相は施政方針演説で2035年までに新車販売のすべてを電動車にすると宣言した=2021年1月18日午後2時10分、吉田航太撮影
菅義偉首相は施政方針演説で2035年までに新車販売のすべてを電動車にすると宣言した=2021年1月18日午後2時10分、吉田航太撮影

 菅義偉首相は18日の施政方針演説で、2035年までに乗用車の新車販売をすべて「電動車」とする方針を宣言した。50年までに二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする目標に向け、政府が20年末に掲げたエンジンだけで走る新車の販売をなくす政策だ。発表された文書には、ガソリン車販売の「禁止」とまでは記されなかったが、政府関係者はこう解説する。「いろんな規制をすれば、そうなりますから、事実上の禁止ですよ」

 今回の政府方針は、本気度120%だ。複数の政府関係者の口から出てくるのは、一様に同じ言葉だった。「産業界と合意して決めるような話ではないという問題意識がある」「業界がこの方針に反発したとして『分かりました』と応じたら、そんな経済産業省はいらないよ」。政府はそれだけの覚悟を持って今回の方針を打ち出している。政府の存在意義とは何か。そこには官僚たちの矜持(きょうじ)も垣間見える。

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