「希望の光見えた」核兵器禁止条約発効を広島で祝福 日本の批准求める声も

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核兵器禁止条約が発効した日の平和記念公園。雨天のため訪れる人はまばらだった=広島市中区で2021年1月22日、山田尚弘撮影
核兵器禁止条約が発効した日の平和記念公園。雨天のため訪れる人はまばらだった=広島市中区で2021年1月22日、山田尚弘撮影

 ヒロシマの記憶を語り継いできた被爆者、未来を担う若者たち……。核なき世界の実現を願う全ての人たちにとって、核兵器禁止条約が発効した22日は感慨深い1日となった。「過ちを繰り返さない」という誓いと、これからの行動への決意を新たにした。【賀有勇、小山美砂、手呂内朱梨、渕脇直樹、関東晋慈】

 条約発効を祝福し、被爆者ら約200人が本通商店街(広島市中区)などを行進した。女学生だった14歳で被爆した矢野美耶古さん(89)=西区=は新型コロナウイルスの影響で「家で一人『(批准国は)今何カ国になっただろうか』とずっと待っていた」と振り返り、「核なき世界の実現を見届けるまで、もう少し頑張って生きていきたい」と力を込めた。

 県原爆被害者団体協議会(坪井直理事長)の箕牧智之理事長代行(78)は、小雨の降る中、原爆ドーム前で記者団の取材に応じた。長年の活動を振り返り、「希望の光が見えた。越えなければならない山々はあるが、平和活動が無限大に広がることを期待して行動を起こそう」と語った。

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