「ストロベリーロード」にイチゴ狩りシーズン到来 コロナ対策しながら手探りの営業 千葉

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畑の一角に設けた飲食エリアで摘んだイチゴを味わうグループ=千葉県山武市の順子のいちご園で
畑の一角に設けた飲食エリアで摘んだイチゴを味わうグループ=千葉県山武市の順子のいちご園で

 「ストロベリーロード」の愛称がある千葉県山武市成東地区の国道126号沿いに並ぶ観光イチゴ園がイチゴ狩りの本格シーズンを迎えた。新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急事態宣言下で客足は大きく落ち込んでいるが、各農園とも感染対策をとりながら手探りの営業を続けている。【金沢衛】

 イチゴ狩りは畑でもぎ取ったその場で食べるのが醍醐味(だいごみ)だ。だが、同市の「順子のいちご園」では今季、摘み取った果実を皿に載せ、畑から離れた飲食エリアに運んで食べるビュッフェ方式に改めた。県や専門家の指導を受けて県いちご組合連合会が策定したガイドラインに従った対応で、同市成東観光苺(いちご)組合の19農園も採用した。畑で複数のグループがおしゃべりをしながら食べ歩くのは感染リスクが高いと判断。ハウス内の換気や入場者のマスク着用、手指の消毒、グループごとに距離を置くなどの対策も徹底する。

 同園を訪れていた千葉市の同級生グループは「畑で食べていると後ろからせかされているようだったから、座って食べるのはゆっくりできていい」と新しい方式に満足し、何度も畑とテーブルを往復していた。

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