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香取慎吾さん「声に出せることしか投稿しない」 SNSでの中傷がテーマのドラマに主演

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万丞渉(香取慎吾、左)は、新人刑事の碓氷咲良(関水渚)らと捜査に当たる=テレビ東京提供
万丞渉(香取慎吾、左)は、新人刑事の碓氷咲良(関水渚)らと捜査に当たる=テレビ東京提供

 社会問題化しているSNS(ネット交流サービス)上での中傷をテーマにした、テレビ東京系のサスペンスドラマ「アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜」(月曜午後10時)が25日から始まる。主演は、5年ぶりに民放ドラマに出演する香取慎吾さん(43)。生活に欠かせなくなったSNSだが、香取さん自身もSNSのコメントで嫌な思いをした経験がある。SNSとの向き合い方について持論を語ってくれた。【大沢瑞季】

SNSから5分、10分離れる リセットが大事

 タイトルの「アノニマス」は、匿名を意味する。SNSによる誹謗(ひぼう)中傷をなくそうと、警視庁が新設したという設定の「指殺人対策室」に着任した元捜査1課の刑事、万丞渉(ばんじょう・わたる)役を演じる。自身も、2017月9月にジャニーズ事務所を退所してからSNSを始めた。当初は、SNSに対して“炎上”など良いイメージがなかったという。

 「始めた当初は、人生新しい道を歩んでみようかなというタイミングで、新しい挑戦してみようと思って始めた。その前は、どちらかというと怖いなというものだったから、興味はなかった。いざ始めてみたら、ファンの方とコミュニケーションがとれたりして、とても愛のある場所だなと思っている」

 「でも、やっぱり中には、見たくないな、嫌だなという言葉がある。それをプラスに変えることもできるんですけど、それが一つ、二つ、三つと増えていったときは、嫌だなという感情にもなる。のみ込まれないようにしてるかな。もうスマホを離せなくなってきているから、24時間ずっといじっちゃう感じにもなってきてるので。完全に離れることは、時代が変わらないとできないかもしれないけど、5分、10分、そこから離れることはできるだろうから、そのときのリセットが大事かな」

 ドラマではSNSの中傷が引き起こすさまざまな問題が描かれる。1月25日の第1話は、誹謗中傷を苦に自殺したモデルの真田梢(八木莉可子)の両親(松平健、床嶋佳子)が訪れ、匿名の人間たちの心ない言葉に娘は殺されたと涙ながらに訴える。万丞渉は新人刑事の碓氷咲良(関水渚)と捜査を始め、中傷の発端となった“悪意”を突き止める。

 「時代がひっくり返らない限り、SNSを避けて生きていくことはできない。ドラマはフィクションなので、明確な答えがここで見られないかもしれないけど、きっかけというか、SNSとの付き合い方が少しでも垣間見えたら。フィクションとして進んでいった先がこんなことになるんだなと、ドラマで知ってもらえたら。SNSとの付き合いが、少しでもいいほうにいってくれたらと思います」

声に出して言えることしか書かない

 自身は、ツイッターやインスタグラムのほか、ユーチューブなども使い分けており、「全部自分で思ったことを書いて、チェックも自分で。時間も自分のタイミングでやっている」と明かす。

 SNSで発信する際に気をつけていることは「直接声に出して言えることしか、僕は書かないようにしてますかね。書いてみて、字になった時のニュアンスが、僕が声に出して言うかっていったら、言わないなら書き直してみたり、アップするのやめてみたり。日々それを繰り返している」。SNSとの付き合い方の模索は日々続いている。

 「SNSが大きくなりすぎたっていう言い方もおかしいけど、ツイートだから、本来つぶやきだから、いいはずな…

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