「地域から協力金集めて慰安旅行」 幽霊消防団員巡り告発続々 地域社会にあつれき

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「応援費」の名目で地域住民からお金を受け取った領収書の写し=21日撮影
「応援費」の名目で地域住民からお金を受け取った領収書の写し=21日撮影

 私たちの声も聞いて――。活動実態があると装って予算や遊興費を確保する「幽霊消防団員」などを巡る問題で、毎日新聞の一連の報道後、消防団関係者から「告発」の電話やメールが多く寄せられた。報酬の受け取り方や使途に関する不満が多く、共助の中核を担うはずの消防団が地域社会にあつれきを生じさせている実態が改めて浮かび上がった。

報酬とは別に地域から「協力費」や「応援費」

 特別職の地方公務員である消防団員には、個人支給すべき定額の報酬と出動状況に応じた手当(地方交付税算入額は報酬3万6500円、出動手当は1回当たり7000円)が支給される。毎日新聞は先月末、活動実態を確認できない「幽霊団員」を使って報酬を得たり、本来は個人に支給されるはずの報酬や手当を消防団でプールしたりしている実態を報じた。

 今回、新たに取材班に寄せられた声で多かったのは、報酬とは別に地域から「協力費」や「応援費」などの名目で集めるお金だ。取材に応じた消防団員によると、報酬とは別に、地域活動に従事する謝礼として「協力金」を徴収し、プールした報酬と合わせて活動時に使用する手袋など必要品の購入や研修名目の慰安旅行やコンパニオンの派遣代、飲み会などに充てているという。

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