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核兵器禁止条約

核兵器開発などを初めて全面的に禁じる核兵器禁止条約が1月22日に発効しました。核軍縮の前進につながるか注目されています。

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日本政府に政策転換求める声相次ぐ 核兵器禁止条約発効「核廃絶のリーダーに」

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リモート映像で核兵器禁止条約発効への思いを語るサーロー節子さん=広島市中区で2021年1月23日午後3時9分、山田尚弘撮影
リモート映像で核兵器禁止条約発効への思いを語るサーロー節子さん=広島市中区で2021年1月23日午後3時9分、山田尚弘撮影

 核兵器の開発や保有、使用を全面的に禁止する核兵器禁止条約の発効を祝い、市民団体などが23日、オンラインイベントを開き、カナダ在住の被爆者、サーロー節子さん(89)のビデオメッセージを紹介した。被爆地の広島、長崎と東京をライブ中継でつなぎ、待ち望んだ条約発効を喜び合うとともに核廃絶の実現に向けて思いを新たにした。

 核廃絶を訴えてきたサーローさんは「この喜びを分かち合うことができて非常に感動を覚える」と晴れやかな表情で語り、「条約から完全廃絶までの道程を勇気を持って力強く前進し続けることができるよう、いとしい死者とともに歩み続けましょう」と呼びかけた。核兵器保有国が条約に反対している現状には「以前にも増して私たちの行動が求められている。日本政府の核政策を転換させ、国際社会で責任あるリーダーシップを発揮する日…

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【核兵器禁止条約】

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