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/149 障害と闘いパース描く 川嶋俊介さん(65) 三角屋根描き「治療」に /四国

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川嶋俊介さん
川嶋俊介さん

川嶋俊介(かわしま・しゅんすけ)さん

 写真共有アプリ・インスタグラムの自己紹介は「アスペルガーのパース屋さん」。発達障害の一つ、アスペルガー症候群を抱えながら、建物の完成予想図「建築パース」を描く。病で一度は筆を置いたが、新たに治療という役割も加わり再び描き始めた。

 建設会社に勤める父のもとに生まれ、転勤で四国を巡った。本格的にデザインの道に進もうと考えたのは松山市内の高校に通っていた時。関西の芸術短大に進学し、卒業後は設計・施工を請け負う会社に就職した。2年ほどで辞めて愛媛に戻り、パース屋としての道を歩み始めた。

 県内に競合は少なく、1年ほど弟子入りした後、1979年に23歳の若さで独立した。バブル前夜。建設ラッシュも後押しし、依頼が舞い込んだ。学校、庁舎、公民館、病院……。「さすがやね」「次も頼むね」。得意先が増え、朝から晩まで机に向かった。

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