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村上春樹をめぐるメモらんだむ

現代作家として国際的に高い評価を受けている村上春樹さん。小説の執筆だけでなく、翻訳に、エッセーに、ラジオDJにと幅広く活躍する村上さんについて、最新の話題を紹介します。

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村上春樹をめぐるメモらんだむ

なぜ「焚書坑儒」を語ったのか

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 ラジオ番組「村上RADIO」の「年越しスペシャル~牛坂21~」で村上春樹さんが、ゲストに呼んだ日本学術会議前会長の山極寿一・京大前学長を相手に、2020年の学術会議問題について発言した。番組は12月31日午後11時から約2時間の生放送だったが、山極さんが登場したのは新年明けてからの後半。ゴリラ研究の第一人者で、以前から作家とは親しい関係にある。初めはゴリラの生態などに関する穏やかな(?)話題から入った。

 群れのリーダーについて、サルが「強さ」を示して力関係で統率するのに対し、ゴリラは「人格(?)」でまとめるという違いを山極さんが披露し、村上さんは「日本の政治家はゴリラの世界ではリーダーになれそうにない気がする」と語った。その後、おもむろに「学術会議を政府はなんであんなに煙たがるんですか」と核心の問題に切り込んだ。山極さんは新会員候補105人のうち6人の任命拒否を知った時「腰を抜かすほどびっくり」…

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