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大衆音楽月評

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大人の歌 KOSOが新風=専門編集委員・川崎浩

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「おとこ酒」(バトル・クライ・サウンド)を発表したKOSO
「おとこ酒」(バトル・クライ・サウンド)を発表したKOSO

 7日の緊急事態宣言発令によって、音楽エンターテインメント界は、2度目の暗黒期にたたき込まれた。その暗雲は、ドーム級であれ、ライブハウス級であれ、すべての音楽家や会場や関係業界人の頭上を覆っている。新型コロナウイルスの感染拡大を防止しようという目的は理解しても、前回の宣言発令時の「自粛」の結果や影響の検証が行われたのかさえ定かでなく、狙い撃ちのような再びの「自粛」という手段は、前回と変わらず根拠が明示されないままなし崩しで行われていると、彼らは感じている。

 「午後8時まで」も「定員の半数」も「換気の時間」も、疫学的な説明はなく、行政的線引きの数字だけが独り歩きし、コンサートやライブを締め付ける。大手ライブハウス「ブルーノート東京」で予定されていたピアニスト上原ひろみの長期公演も、明治座の五木ひろし公演も、急きょ延期になった。「音楽をやっている人間は、かすみを食べて生きているとでも思っているのか」という憤まんを、何人もの音楽家から聞いた。日本指折りの…

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