動物と共生を 元飼育員の黒鳥さん、「恋するサル」出版 /東京

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「恋するサル類人猿の社会で愛情について考えた」を出版した都立動物園の元飼育員、黒鳥英俊さん=千葉県松戸市で
「恋するサル類人猿の社会で愛情について考えた」を出版した都立動物園の元飼育員、黒鳥英俊さん=千葉県松戸市で

 上野、多摩を中心に都立動物園に37年間勤務し、飼育員として長年ゴリラやチンパンジー、オランウータンを担当した黒鳥英俊さん(68)=千葉県松戸市=が「恋するサル 類人猿の社会で愛情について考えた」(CCCメディアハウス、1650円)を出版した。「ヒトと動物が共に生きるヒントを見つけてほしい」と話す。

 北海道函館市出身。子供の頃に動物園でサルの行動に興味を持った。高校生の時に船員の父からカニクイザルを土産にもらって暮らし、動物と関わる仕事を目指した。大学の畜産学科、大学院を経て1978年に上野動物園の飼育員になった。

 80年、念願のゴリラ担当に。だが、雄のブルブルは飼育舎のガラスに体当たりしたり、飲むふりをして牛乳を顔に吐きかけたりした。ゴリラは繊細な心を持つ頑固者で、認められるまで半年かかった。「言葉が無いからその時、その瞬間に相手と向き合い信頼関係を築いた」と振り返る。

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