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食糧不足の解決策の一つとして注目される昆虫食。中でも古くから伝統食材として親しまれてきた「蜂」をテーマにした食の体験イベントが1月初め、奈良市の平城宮跡歴史公園であり、18人が独特の味や食感を楽しんだ。
メニューは、クロスズメバチの炊き込みご飯と蜂のパウダーを練り込んだ五平餅、スズメバチの成虫やさなぎのバターソテーの3品。プリッとした食感やあっさりとした味わいが特徴で、臭みもほとんどない。
ゲストとして参加した昆虫料理研究家の内山昭一さん(70)によると、蜂は長野県や岐阜県といった山間部を中心に冬場の保存食として昔から食べられてきた。高タンパクで栄養価が高く、整腸作用もあるため、来客時に振る舞われる貴重なごちそうだったという。
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