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和歌山のワザ

中小企業ならではのこだわりの技術、それを生かした自慢の製品や商品。「1社1元気技術」として和歌山県に登録されている“和歌山のワザ”。その現場を訪ねます。

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和歌山のワザ

大弥工芸=橋本市 割れない超薄板加工技術 アイデア尽きぬ木の魅力 /和歌山

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「割れない超薄板」で作った色紙や年賀状、テレホンカードなど。見た目、感触とも木そのものだ=和歌山県橋本市隅田町河瀬で、中川博史撮影
「割れない超薄板」で作った色紙や年賀状、テレホンカードなど。見た目、感触とも木そのものだ=和歌山県橋本市隅田町河瀬で、中川博史撮影

 探究心旺盛な人の話は、熱量を伴う。大弥(だいや)工芸(橋本市)代表の奥村浩章さん(76)は、木の魅力にはまって50年。「新しいものが出来上がった時は今でも感動しますね」と今なお、みずみずしい気持ちを保ち続ける。

 大学卒業後に勤めていた商社で台湾や香港からの雑貨の仕入れを担当していた時、木製品の加工技術や原価の見極めなどに面白みを感じ、独立して東大阪で木工の仕事を始めた。当時はベニヤ板を使った雑貨作りが中心だったが、故郷に戻ったのを機に、紀州の杉やヒノキに価値を見いだした。

 「他人のまねは嫌いやし、まねされるのもいや。オンリーワンを作るのが楽しい」と奥村さんは言う。その最たるものが「割れない超薄板」だ。

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