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バイデン米政権は国内経済対策を先行するため、通商政策の優先順位は低いようだが、注目点が二つある。一つは米国がルールに基づく貿易秩序を守る立場に戻るかどうかだ。トランプ前政権はその役割をあからさまに放棄した。米国以外にも規則を破ったり報復措置を取ったりする国が増え、貿易秩序を弱体化させた罪は重い。二つ目はアジアとの関わりをどれだけ重視するか。世界的に最も経済が成長している地域でもあり、安全保障にも関わる。
特に中国との関係は国際通商政策にも影響する。米中関係は悪化する可能性もあり、不確定要素は増えている。米中経済を切り離す「デカップリング」は、米国が軍事転用を恐れ、半導体関連などハイテク産業に関わる部分で進むと見込まれる。だが、…
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