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バイデン政権2021

第46代米大統領となったバイデン氏。分断された国内や不安定化する国際情勢にどう対応するのでしょうか。

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米国目指すホンジュラスの人々 ハリケーン直撃「最終手段」 バイデン政権にも期待

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米国国旗の星条旗=2018年1月、高本耕太撮影
米国国旗の星条旗=2018年1月、高本耕太撮影

 昨年11月に二つの大型ハリケーンに相次いで見舞われた中米ホンジュラスで、貧困にあえぐ人々が、米国移住を目指す動きが強まっている。新型コロナウイルス感染拡大による不況に加え、災害で住まいや職を失った人々が「最終手段」と呼ばれる米国移住に望みをつなぐ。20日に発足した米国のバイデン新政権への期待感も人々の背中を押す。

 「米国に行けばたくさんの仕事がある。母のために働いて貯金したい」。ホンジュラス北部ラセイバの自宅を後にし、徒歩で米国へ向かうミルトン・エルナンデスさん(17)が語った。12月、メキシコ南部テノシケにあるNGO運営の移民向け宿泊施設で毎日新聞の電話取材に応じた。

 エルナンデスさんは地元で母マリナさん(50)と豆やトウモロコシを栽培して生計を立てていた。近年は干ばつ被害が目立ち、ホンジュラスではエルナンデスさんのような自給自足の貧農の生活は厳しさを増す。10歳前後で学校をやめ、畑仕事を手伝ってきたエルナンデスさんは「以前は家族で食べる分以上の農産物を収穫して販売もできた。だが、今は売れるほどの作物はほとんど取れず、現金収入もわずかだ」と言う。

 そこへ追い打ちをかけたのが…

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