色覚障害 日本人男性の20人に1人 「限定ユニ」乱造にも警鐘

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大岩Larry正志さん=本人提供
大岩Larry正志さん=本人提供

 色の違いを認識しにくい色覚障害を抱える人々は日本国内で男性の約20人に1人、女性の約500人に1人いるとされ、決して少なくない。近年ではスポーツ観戦でもさまざまな色の見え方に配慮した「カラーユニバーサルデザイン」の考えが重要視されている。ユニホームデザインの第一人者である大岩Larry正志さん(45)に国内の現状と課題について話を聞いた。【聞き手・岩壁峻】

 ――1月17日に行われたサッカーのイングランド・プレミアリーグのリバプール―マンチェスター・ユナイテッド(マンU)戦で、マンUのユニホームが対戦相手と同じ色に見えると色覚障害を持つ人から多くの苦情が出ました。

 ◆当日の試合を確認したが、ユニホームをデザインする立場から見てもマンUのモスグリーンとリバプールの赤は濃度が似通うので「見分けが付くのだろうか」と感じた。同じピッチ、コートで敵と味方が交わるサッカーやバスケットボールはユニホームの濃淡を明確に分ける必要がある。あの試合で一人でも濃度の類似性にしっかり気づいていれば、混乱を回避できたはずだ。

 今回の問題はマンUが特別ユニホームを使用したことに端を発するが、ファンサービスの一環としてユニホームが多様化してきたことによる弊害が垣間見える。対戦チーム同士ではユニホームの濃度がかぶらないようにすることが原則だが、各プロスポーツで特別ユニホームが多く作られている近年の傾向を見ても、…

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