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政府は2020年12月、陸上自衛隊の国産の地上発射型ミサイル「12式地対艦誘導弾」を改良し、射程を大幅に伸ばすことを正式に決定した。敵の射程圏の外から艦艇などをたたく手段を確保し、「いざ」という時には相手国内への攻撃にも転用できるようにしておく――との狙いがあるが、開発の目的はそれだけではない。「隠された狙い」を探るうえでのキーワードは、「中距離核戦力(INF)全廃条約の失効」のようだ。
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