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作品部門の2次選考では、映画と深い関わりを持つ5人の選考委員が熱心な議論を交わし、日本映画大賞と、次点の日本映画優秀賞を選出した。各選考委員に話を聞いた。(50音順)
作家 角田光代さん
初めての選考だったが、毎日映画コンクールは毎年骨太な作品が選ばれるコンクールだと思っていたので、その中に加われてうれしかった。「マザー」が大賞に選ばれたのも、このコンクールらしいと思っている。
「マザー」に登場する絶対に働かない主人公の女性は、私にとって初めて見る女性像だった。こんな人物を、現実味を持って、よく描けたと、とても感動した。ただ、息子の最後の一言で映画全体が閉じてしまったように感じたので、あのセリフはない方が世界が広がったような気がする。
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