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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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東日本大震災で遊覧船乗り上げ 民宿の解体始まる 岩手・大槌

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津波で「民宿あかぶ」の屋根に打ち上げられた遊覧船「はまゆり」=岩手県大槌町で2011年3月23日、西本勝撮影
津波で「民宿あかぶ」の屋根に打ち上げられた遊覧船「はまゆり」=岩手県大槌町で2011年3月23日、西本勝撮影

 東日本大震災で遊覧船「はまゆり」が屋上に乗り上げ、津波を象徴する遺構だった旧「民宿あかぶ」(岩手県大槌町赤浜)の本格的な解体工事が25日、始まった。【中尾卓英】

 町役場旧庁舎の解体を経験した同県花巻市の建設会社が、1月中旬から工事に着手した。事前調査で、アスベスト(石綿)を含む建築部材があることが判明したため、この日は仮囲いの設置など、飛散防止作業を実施した。2月1日から建物の取り壊しを始め、2月末には更地に戻す計画だ。

 赤浜地区は震災で住民の1割にあたる93人が犠牲になった。あかぶの解体について、住民からは「小学校も解体された。民宿を残すのは納得できなかった」(50代男性)と賛同する声がある一方、「政治判断で早期に決断すれば、たろう観光ホテルのように遺構として保存できたのに」という声も聞かれた。80代の女性は「二度と犠牲者が出ないよう、建物に頼らずに語り継いでいく」と語った。

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