皇族に人権はない? 「眞子さまと小室さん」ご婚約内定から見えてきたこととは
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秋篠宮家の長女・眞子さまと、婚約相手の小室圭さんの婚約の内定から3年あまり過ぎたが、結婚反対の世論はいまも根強く、行方が見通せない状況だ。その要因はさまざまだろうが、そもそも憲法では「両性の合意にのみ基づいて成立」とあり、基本的人権の一つとして定められている。となると、皇族に人権はないと考えられているのだろうか。【吉井理記/統合デジタル取材センター】
「法的にはちょっと違う」?
果たして皇族に人権があるのかどうか? 本題に入る前にざっくりおさらいしておこう。
眞子さまと小室さんだが、2017年に婚約が内定したものの、後に小室さんの母親とその元婚約者の金銭問題が発覚。世論に結婚反対論が沸き起こり、結納(納采の儀)が延期されたのはご存じの通りだ。結婚すると皇室を離れる眞子さまに皇室経済法に基づき、最高で約1億5000万円の一時金が支払われることも臆測を呼んだ。
それでも2人の決意は固く、昨秋には眞子さまが改めて結婚の意思を強調するメッセージを公表。それまで慎重だった父親の秋篠宮さまも、昨年11月の記者会見で、こんな言葉で受け入れる姿勢を示したのだ。
「憲法(24条)にも結婚は両性の合意のみに基づいてというのがあります。本人たちが本当にそういう気持ちであれば、親としてはそれを尊重するべきものだというふうに考えています」
ところが――。
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