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東日本大震災後の福島を撮影した写真家、吉田繁さん(62)の展示会「福島:希望と絶望」が22日、モスクワの国立ダーウィン博物館で開かれた。津波被害を受けた福島県の沿岸地域などを独自の方法で撮影した写真約50枚と動画を5月30日まで公開する。
写真は白黒で、震災後に建てられた高さ約15メートルのコンクリートの防潮堤や海に向かって祈る人々の姿に焦点を合わせた。
吉田さんは21日、テレビ形式で記者会見し、震災から10年を前に、現地を記録することの重要性を強調した。防潮堤は住民の命を守る一方、慣れ親しんだ風景や生活を一変させてしまった象徴的な存在だとして「(作品を通じて)人はどう生きるのが幸せか考えてほしい」と訴えた。
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