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海外特派員がそれぞれの赴任先の「街角」で感じたことを届けるコラム。

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コロナと授業 北米総局・中井正裕

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 ある平日の午前。自宅の2階から大きな物音がするので驚いて様子をうかがうと、中学生の息子がパソコンを見ながら跳びはねている。体育の授業だという。画面の中では、体育教師が息子と同じように跳びはねていた。

 米国の首都ワシントン近郊の公立学校では、新型コロナウイルス流行が本格化した昨年3月以降、対面授業が中止され、オンライン授業が続く。地元の教育委員会はすべての生徒にパソコンを貸与し、現在は週4日、1日4時間の授業を実施している。

 授業時間はコロナ前のほぼ半分。だがオンライン授業を見てみると、その効率の良さに気付く。例えば数学。教師は教科書を画面に手際よく表示しながら考え方を解説し、電子ペンで解を書き込む。時折、参加メンバーを分割した少人数のディベートがある。授業が進むと小テストがあり、生徒が解答を入力すると、教師は誰が理解できていないかを瞬時に把握し、その生徒を補習授業に招待する。プリント配布・回収や赤ペンの丸付けに費や…

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