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感染症と闘う

病原体が体に侵入し、人の生命すら脅かす感染症。人類の脅威となった新型コロナウイルスを特集します。

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2021年・コロナ 作家・帚木蓬生さんに聞く/上 知性研ぎ澄まし解決探る

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作家の帚木蓬生さん=津村豊和撮影
作家の帚木蓬生さん=津村豊和撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中で、人々は大きな不安にさらされている。累計95万部を超えるベストセラー小説「閉鎖病棟」の著者で、精神科医の帚木蓬生さん(74)に、コロナで振り回される社会をどう見ているか聞いた。

 ●不安軽減の方法は

 ――新型コロナの影響で、先行きが見えず苦しんでいる人たちは、不安とどう向き合っていけばいいでしょうか。

 患者を診ていると「介護施設に入所している母親に会えない」「子どもたちが来なくなった」など孤独が募ることによって抑うつが悪化しているようです。抱えている思いを話す相手がいなければ不安は消えません。ためらわずメンタルの専門医のところへ行って話を聞いてもらい「大丈夫ですよ」と声をかけてもらえば、不安は軽減されます。また、不安というのは立ち止まると増えるものです。朝ご飯を作り、会社に行く。淡々と目の前の…

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