西日本豪雨で被害の真備図書館再開へ 寄贈など10万点、横溝正史コーナー復活

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岡山県倉敷市立真備図書館に設けられる横溝正史コーナー=倉敷市真備町箭田で2021年1月22日午後3時29分、益川量平撮影
岡山県倉敷市立真備図書館に設けられる横溝正史コーナー=倉敷市真備町箭田で2021年1月22日午後3時29分、益川量平撮影

 2018年7月の西日本豪雨で浸水被害を受けた岡山県倉敷市真備町地区の同市立真備図書館(同町箭田)が復旧工事を終え、30日に元の場所で再開する。豪雨でほぼすべての蔵書を失ったが、戦時中に真備に疎開していたミステリー作家・横溝正史(1902~81年)の次女・野本瑠美さん(81)=東京都世田谷区=らから寄贈された横溝作品など、約10万点が並ぶ予定。藤井広美館長は「気が遠くなる作業だったが、本当にいろいろな人の努力と支えがあって再開できる。ありがたい」と話している。

 同図書館は西日本豪雨で約3・5メートル浸水して全壊。横溝関連の877点を含めて約12万7000点の本や資料が水没した。「思い出が詰まった本が短時間でゴミに変わってしまった。現実とは思えないような光景だった」と藤井館長。同館職員らが片付け作業を行い、19年7月から真備公民館(同町箭田)内で仮設図書館として再開。一般の人や団体からの寄贈もあり、30日の再出発に向けて約10万点が集まった。

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